SSエピソード16


「勝ったと思ったか?」
ソルドは静かに顔を上げた
(怖い……怖い……)
ライクの体は震え出した。もうライクの体は限界だった。居合神風弐式は自分にもかなりダメージがくるもろはの剣だった。そのダメージは大きく、ライクは精神的にも追い詰められていた。
「ふん…弱った貴様などいつでも殺せるわ…先にあちらの方をやるか…」

その頃グリーグ
「ん……」
「バルタさん!」
「ソルド!」
起き上がった瞬間バルタは叫んだ。いつのまにかソルドはグリーグの後ろに立っていた
「死ね」
ソルドが振りかぶった瞬間ソルドの腹を剣が貫いた
「がっ……貴様倒れたんじゃ…」
グリーグを殺させてたまるか…よ…」
「友のため戦う…見事だな。たがそれだけの力がなければな…」
ソルドはライクの方に向き直った
「まあ、その覚悟に免じて先に貴様を殺してやろう」
「こい…」
ライクの体の震えは止まっていた
「まずは腕をどうにかしないとな」
そういうとソルドの腕があったところに腕がはえてきた
「なっ…」
「さあ…始めようか」


ソルドの強さは尋常じゃない。だがライクもソルド並の強さを持っていると思った…だがソルドは本気ではなかった。