SSエピソード18


「さて先へ進むか…」
ソルド襲撃からもう二日経っていた、休養のためだ。そして今森を抜けるためあるいている……すると近くで何かが吠えた
「またあいつらか…」
俺達は……ライクとグリーグは武器を構えた。ライクは剣を、グリーグは弓を……
ライクは思い出していた



それは出発する日の前のよるのことだった
「ええっ別行動!」
ライクは驚いた
「なんで別に行動するんですか?」
グリーグが意味深に聞いている
「単純な理由さ…それは情報収拾のためさ。紅玉はどうすれば手に入るかとか奴らの支部がどこにあるかとかね…」
「それなら三人で行動したほうが…」
「いや三人だと隠密性にかける、だから俺がいく…」



(バルタさん…)
バルタはライクに一通の手紙を渡していた、次の街に着いたら読めと言って
(一体なんなんだろう…)
「来ましたよ!!」
そういうとグリーグは矢を放った
矢は次々と悪魔のなりそこないどもを貫いていく。だがどうやら下級悪魔がいたようだ。
下級悪魔にグリーグは間合いを詰められる
その瞬間グリーグの足元に幾何学な紋様が浮かび上がった
それを気にする様子もなく下級悪魔は殴り掛かった
「貫け!光の槍よ!ライトニングランス!!」
どうやら呪文を唱え終わったらしい
グリーグの前に光が集まって槍の形に変化していく、それが悪魔の体を貫く

やべぇ、強すぎる
悪魔は体に穴が空いている。それでも悪魔たちは負けじと攻撃を仕掛けてくる
再びグリーグの足元に紋様が浮かび上がる
「集え光よ!そして光の矢へと変われ!ホーリーアロー!」
するとグリーグの手に光の矢ができ、それを悪魔に放つ。矢に当たり、悪魔たちは次々と倒れていく
もう勝手にやっててくれ(笑)



グリーグは天才だった
全てのことを完璧にこなしていく。召喚術もそうだ。やつは二日で約2、30の術を覚えやがった。しかもそれを簡単につかいやがる。いつからだろうか…あいつがあんなに努力家になったのは
そんなことを考えていると戦闘が終わったようだ
「さあ行きますよ」
「ああ……」
俺は昔のことを思い出していた。

あれは俺がグリーグと初めてあったときだった………