SSエピソード6

SSエピソード6

「まず始めに悪魔とは、魔界に存在している、いや支配しているといったほうがいいだろう。そして悪魔はこの世界も支配しようと戦争を仕掛けてきた、これが約150年前だ。戦争はなんとかこちらがかったが戦死した者も多かった……だがそんな戦争があったのにも関わらずなぜ教えられないか………何故か消されたのだ。俺のひいじいさんもその戦争に参加した、そして生きて帰ってきた…だが帰ってきてすぐけされた。これは城の連中の仕業だ。俺は何故戦争のことを隠したのか気になったんだ。そして調べてみると驚くべきことがわかった。現国王が悪魔…いや魔王だとわかったんだ。それを知った俺は魔王サタンに戦いを挑んだ……だが奴は強かった。負けた俺は行方不明とされ国外に追放されたのさ………これが俺の知る国の状態だ。次に悪魔についてだが悪魔には階級がある。」
「階級?」
「そうだ、まず、悪魔のなりそこないといったらいいのかな、とりあえず君達が遭遇したのは悪魔のザコとでもいうべきものかな。悪魔のなりそこないは爪に毒をもっている、この毒にやられると人は悪魔へと変化してしまう。私達は暗黒化《Darkise》と呼んでいる。この毒に負けてしまうと人は悪魔になる。」
(そういえば聞き忘れたことがあったな…)
「そういえば、君達の本名を聞いてなかったね、なんていうんだい?」
「私はグリーグ・ダイナ。」
「俺はライク・サイレントだ。」
「!」
(もしかしたらこの子たちは…)
「どうしたんですか…バルタさん。」
「あなたたちに一つ大切なお知らせがある……」