SSエピソード5

(俺は死んだのか………)
「………ライク!………」
グリーグの声!グリーグは無事なのか?)
「ライク!」
ドゴォ
「ゴフッ!!」
「あっ目が覚めましたか。」
「おいおいどこに怪我人の腹を殴って起こす奴がいるんだよ………」
「目が覚めたみたいだね………」
「お前は………誰だ?」
「ライク、私達はこの人に助けられたんですよ。」
「えっそうなのか!」
「さてグリーグ君目が覚めたんだし、気になることもいっぱいあるだろう、遠慮
なく聞いてくれ。」
「はい!」
「なんだいライク君?」
「その君づけをやめてください!」
「わかったやめよう、ライク、グリーグ、これでいいかい?でほかには?」
「あなたはいったい誰なんですか?」
「あぁ、それを忘れていたな………俺はバルタ、元城の騎士隊長さ。」
「えっ!あなたはあのバルタさんですか!」
「?なんなんだ?」
「はぁ全くそんなことも知らないなんて………騎士隊長でバルタといえば王国最
強とまで言われた人ですよ…でも、まさかこんなところで行方不明になっていた
人とあうことになるとは………」
「昔の話ですよ………多分行方不明っていうのは城の連中がながしたデマでしょ
う。」
「あと、あの黒い物体はなんなんですか?私の予想では悪魔に関係があると思う
んですけど。」
「当たりだよ、奴らは悪魔のなりそこないさ。」
「悪魔って実在したのか………」
「よし!これから悪魔やあの王国について知っていることを全て君達に教えよう
。」